テーマ:神奈川

「滅び」を英語で言うと・・・

 昨日の主日礼拝のお説教は「狭き門」、つまりマタイ7:13~14だったのです。  その中で「滅び」という言葉を英語ではなんて言うんだろうと思ってBibleGatewayで調べたら、New English Translation訳では「destruction」の訳語を当てているのです。  昔、よくテレビに出ていたデストロイヤー…
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H.L.A.ハート「法の概念」を読みました

 公務員として長年、法律のおかげでメシを食ってきたのに、恥ずかしながら法律について正面から学ぶのは初めてで、この本が法哲学というジャンルなんだか、法理学というジャンルなんだかもよく分からない自分です。  ことほどさように浅学の徒ゆえ、幾度も心挫けそうになりながら*1、また、理解できない部分も多々ありながらも、大変、興味深い説明がた…
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まだ見ぬ「ワクワク」

 L.ウィトゲンシュタインの本を読んでいると「ミスリーディング」という言葉が何度も出てきます。また、H.L.A.ハルの本を読み始めたら、やっぱり「ミスリーディング」という言葉が何度も出てくる。  訳者が違うのに、あえて文字通りに訳したのは、日本語に適切な訳語がない、ということを暗に伝えたかったのだろうと思いますが、それだけだろうか。む…
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Respect yourself 4月28日CS中高科説教原稿

 アメリカのゴスペルグループ、Staple Singersが1971年にヒットさせた曲に「Respect yourself」という曲があるんですが、最近、ピーター・バラカンさんの本を読んでいたら、この曲の歌詞についての面白い説明があったのです。  皆さんは、「Respect yourself」という言葉はどういう意味だと思いますか…
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「いかなる立場も切り捨てない」は何を意味するか

 日本基督教団神奈川教区では教区形成基本方針という文書に重要な位置づけを与えています。  この文書では「いかなる立場も切り捨てない」という主張がなされていますが、この主張の隠された意味を、社会的選択理論を用いて検討してみたいと思います。  さて、仮に私がある会議の参加者であって、すべての人を私の意志に従わせたいと考える独…
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ルーサー・ブリセット「Q」を読みました

 ルーサー・ブリセットの「Q」は、基本的にはエンターテインメント作品で、R18的描写も若干、散見されますが、時代考証は非常に正確で、極めて上質な作品です。  もし、あなたが18歳以上なら一読に値する作品です。また、塩野七生さんの本がお好きな人なら、きっと楽しめると思います。  ネタバレにならない程度に、あらすじを述べるなら、…
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置き去りにされた教会

 日本基督教団は、70年代に深刻な内部対立が起きて、今日でもその残滓に苦しんでいます。  僕は、その当時のことを知る由もない者ですが、それでもそのことについてずっと考えて続けてきました。  そして、最近、やっと分かってきたような気がするのです。  もちろん、様々な原因があるのでしょう。  しかし、おそらく最大のものは、経済学や社…
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死んでも派遣で働くな 4 (キャリアアップにだまされない編)

 最近のいくつかの記事で申し上げたように、賃金が恣意的に決定されるとしたら、キャリアとは何を指すのでしょうか。  結論から申し上げると、キャリアという言葉は何も意味しない、ということです。  僕が初めてキャリアという言葉を知ったのは、多分、1980年代中頃でしたが、正直、全く関心がありませんでした。  ところが、198…
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キリスト教と倫理

 世界は言葉の向こうにあって、人間は言葉によって技術や道具を開発して世界を利用する一方、実は世界に生かされてもいるのだ、と過去の多くの神話や宗教は考えました。  そして、世界を象徴するような様々な動物や石や鏡や木像を拝んできました。  しかし、近代になって、人々はそうした偶像崇拝に何の意味もないことを発見するとともに、デカルト的…
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良き訪れをつげない教区総会

 今日、2月23日、神奈川教区総会がありました。  今日の教区総会で秦野西教会の解散が議案となりました。  教会員が減少する中、崖っぷちで先生と役員が力一杯、祈りながら踏ん張った経過が報告されました。  その後、教区議長から解散は決まったことだが、教区総会承認が手続き上必要だという説明があり、賛成多数で解散が承認されました…
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賃金決定の恣意性を放置しない

 2月17日の行商人のおばあさんのお話と9日の大根のお話を通して、商品の価格が何らかの法則性に沿って定まるのではなく、恣意的に、ある意味、いい加減に決まっていることを説明しました。  だとすると賃金は?ということが、次なる疑問ですが、多くの方は、むしろ賃金こそ恣意的に定まっていると感じているはずです。  野菜やお魚のお値段が…
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同一労働同一賃金のガイドラインを読む

 同一労働同一賃金については、2016年末にガイドライン案が示されていましたが、昨年末に厚生労働省告示第430号(平成30年12月28日付、以下「ガイドライン」といいます。)として正式にリリースされました。  そこで、確認の意味も含めて、改めて読み直し、その中で、2点、気が付いたことを申し上げます。  なお、ガイドライン本文は、…
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行商のおばあさんから見る高度経済成長と市場経済

 昭和30年代、私の祖母の家には時々、行商のおばあさんが来ていました。  祖母の家は、札幌の琴似にあって、お風呂は銭湯、水道は手押しポンプ、そもそも借家!と決して裕福な家ではありませんでしたが、それでも台所には勝手口がありました。 無駄に土地が余っている北海道ならではの作りだったと言うことでしょうが、その勝手口に腰を下ろして、祖…
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イデオロギーの向こうから

 先日の大根の話を簡単に要約すると以下のようになります。 1 人間は世界を利用するために自分たちに都合良く世界を分節化し、構造化する。 2 その働きによって言葉と社会が形成され、次いで偶像崇拝とそれを支える神話、すなわちイデオロギーが産まれる。 3 聖書と信仰の実践は、イデオロギーに囚われている私たちを、言葉の向こ…
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哀れな大根のお話し(又は、「分節化」を鍵に聖書を読む)

 野菜と果物の違いとか、蝶と蛾の違いとかが良くクイズとして取り上げられますし、また、虹の色や雨や雪の呼び名に地域や民族によって多様性があることも広く知られています。  これらのことは実は言葉による世界の分節化という、人間の知の働きを示しているものです。  つまり世界は人間の都合に合わせて作られた物ではないのに、人間が…
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豊かにされる「礼拝」

 メトロノームで四拍子を鳴らすと「カッ・カッ・カッ・チーン」というビートを延々と繰り返してくれます。  私が青年の頃、エレキベースを弾きながらロックバンドをやっていた頃には、このメトロノームのビートのことを「ジャスト」なビートと呼んでいて、今でも音楽を追求している人たちの間では、その呼び方は変わっていないと思います。  もちろん…
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「聖餐の豊かさを求めて」を読みました

 本書は聖餐を巡る議論の中でツイッター上でお奨めいただいた本であり、お奨めいただいた方へのお礼に代えて読後感を記します。 1 どうしても指摘しておきたいこと  この本の編著者である山口雅弘先生は冒頭11ページで以下のように書いておられます。 「さらに私は、次のことを無視できなくなりました。いわゆる「知的障がい」を持…
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末っ子ダビデ(1月27日CS説教原稿)

*今回は少し工夫しました。この原稿のタイトルと梗概を抜粋したパワポの画像を礼拝堂正面の壁面に投影してみました。折悪しく、朝日が差し込んで、非常に見づらくなってしまいましたが、試みとしては今度も続けてみたいと思いました。 【課題箇所 サムエル記上 16章】 5「平和なことです。主にいけにえをささげに来ました。身を清めて、いけに…
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祈祷会で聖書を読む

 昨日の祈祷会は列王記上13章を読みました。  ざっくりかいつまむと、北王国の初代の王ヤロブアムが自ら築いた祭壇に香を献げた行為をとがめ、主がお怒りであると告げた「神の人」が、もう一人の預言者の軽はずみな言葉の故に死んでしまう、という正直、その意図を図りがたいようなお話しです。  そのお話しについては例えば・・・ …
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パウロ・フレイレをオススメする公開メール

Y兄  頌主。  昨日、パウロ・フレイレ、面白いから読んでみて!ということを一言、申し上げました。  ただ、その際にあらかじめお伝えしたいと思うこともあって、それをメールで差し上げようかとも思いましたが、普通の人はこんな長文のメールはウンザリでしょうから、お時間のあるときに見ていただけるようブログにアップして、メールで…
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「子孫を大地の砂粒のように」して欲しいですか?

1 それは祝福ですか?  創世記13:16には「あなたの子孫を大地の砂粒のようにする」という神さまの祝福の言葉が記録されています。  それ以外にも「産めよ、増えよ、地に満ちよ。」創世記9:1bという祝福もあります。  しかし、子孫が増えると言うことを私たちは祝福として受け止めるかというと、多くの人は、「えっ?何のこと?ウチ…
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なぜ「西欧」を相対化しなければいけないか

 お恥ずかしい話ですが、若い頃、素人バンドでエレキベースを弾いていました(今もしつこく夕礼拝で弾いていますが・・・)。  その頃、中村とうよう氏や小泉文夫氏の書いたモノをよく読んでいて、その影響でいわゆる民族音楽を聴くようになったのです。  その中で気がついたことは、エレキベースやコントラバス、あるいはピアノのお臍よりやや左…
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ベツレヘムへ帰る('18年11月18日 中高科説教)

【課題聖句】 ルツ記  1章 16節  ルツは言った。「あなたを見捨て、あなたに背を向けて帰れなどと、そんなひどいことを強いないでください。わたしは、あなたの行かれる所に行き/お泊まりになる所に泊まります。あなたの民はわたしの民/あなたの神はわたしの神。 1 ホームドラマのはじまり  今朝はルツ記の第1章を読んで…
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クリスチャンの倫理的責任について(中間的とりまとめ)

 自分の中でどうしても気になっていることがある。  ただ、現時点ではまだまだ生煮えであって、L.デュモンの「個人主義」に関する論考、M.ウェーバーの古典的著作などをもう少し勉強した上でなければ、結論には至らないと思っている。  しかし、モヤモヤしているモノをこの時点で少し書き出してみて、今後の勉強に集中できるようにしたい…
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東京神学大学に文句を言うための手持ち原稿

 東京神学大学の後援会担当をするように先生に言われて、献金を集める程度のささやかご奉仕をしています。  年に1回、後援会の集まりに行くと、生徒が集まらないというお話と献金をお願いするお話が毎年の主たる話題です。  もちろん、献金をささげるのは当然のことなので、謹んでお話を伺いますが、生徒が集まらない、という件は、最近、疑問を…
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フィリピ1:9~10で「啓示」をたずねる

 新共同訳のフィリピの信徒への手紙 1章 9節から10節にかけて、次のようなセンテンスがあります。  「知る力と見抜く力とを身に着けて、あなたがたの愛がますます豊かになり、 本当に重要なことを見分けられるように。」  この言葉、よくよく考えたら、ちょっと変な感じなのです。  「知る力と見抜く力とを身に着け」るということ…
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ヨハネ福音書12:12黙想

 表題の聖書箇所はギリシャ人がイエス様に面会を申し込んだ、という記事です。  しかし、聖書はわざわざ「ガリラヤのベトサイダ出身の」フィリポに申し込んだ、と断っています。  しかも、フィリポは同じ町出身で、一番弟子であるペテロの兄弟のアンデレに相談したうえで、その面会申し込みをイエス様に取り次ぎます。  なぜ、ギリシ…
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「お互いさま」「今のままでいい」への転換

 ルイ・デュモンの「ホモ・ヒエラルキクス」を読みました。  以下に私なりの本書の理解を述べた上で、今の日本の教会における伝道について述べてみたいと思います。 1 発展史観と復元史観  本書は、基本的にはインドのカーストを論ずる本ですが、彼の問題意識は近代西欧社会が「ヒエラルキー」を無前提に社会悪と評価する結果、その…
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憂鬱な話

 先日、ある会合で、あちこちの労働裁判を何年も戦っている人たちのアピールを伺いました。  労働者の基本的人権の侵害、という言葉が何度も語られました。  神を失い、偶像崇拝をも失った人たちは、自分を拝むしかないんだなぁ、とふと思って、考え込んでしまいました。  戦後に偶像崇拝の悪夢から目覚めた人たちは教会に殺到しました。…
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「出エジプトの民とは誰か」CS中高科説教(2018年9月9日)

今日のお話のテーマは、出エジプトの民とは私たちのことだ、ということです。 1 今日の日本で「追い使われる」者とは  さて、毎月末になると完全失業者が何万人、失業率は何パーセントというニュースが流れるのを皆さんは聞いたことがあると思います。  この数字の出典は労働力調査という総務省の統計調査で、昭和21年から行な…
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