賃金決定の恣意性を放置しない

 2月17日の行商人のおばあさんのお話と9日の大根のお話を通して、商品の価格が何らかの法則性に沿って定まるのではなく、恣意的に、ある意味、いい加減に決まっていることを説明しました。  だとすると賃金は?ということが、次なる疑問ですが、多くの方は、むしろ賃金こそ恣意的に定まっていると感じているはずです。  野菜やお魚のお値段が…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

同一労働同一賃金のガイドラインを読む

 同一労働同一賃金については、2016年末にガイドライン案が示されていましたが、昨年末に厚生労働省告示第430号(平成30年12月28日付、以下「ガイドライン」といいます。)として正式にリリースされました。  そこで、確認の意味も含めて、改めて読み直し、その中で、2点、気が付いたことを申し上げます。  なお、ガイドライン本文は、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

行商のおばあさんから見る高度経済成長と市場経済

 昭和30年代、私の祖母の家には時々、行商のおばあさんが来ていました。  祖母の家は、札幌の琴似にあって、お風呂は銭湯、水道は手押しポンプ、そもそも借家!と決して裕福な家ではありませんでしたが、それでも台所には勝手口がありました。 無駄に土地が余っている北海道ならではの作りだったと言うことでしょうが、その勝手口に腰を下ろして、祖…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

イデオロギーの向こうから

 先日の大根の話を簡単に要約すると以下のようになります。 1 人間は世界を利用するために自分たちに都合良く世界を分節化し、構造化する。 2 その働きによって言葉と社会が形成され、次いで偶像崇拝とそれを支える神話、すなわちイデオロギーが産まれる。 3 聖書と信仰の実践は、イデオロギーに囚われている私たちを、言葉の向こ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

哀れな大根のお話し(又は、「分節化」を鍵に聖書を読む)

 野菜と果物の違いとか、蝶と蛾の違いとかが良くクイズとして取り上げられますし、また、虹の色や雨や雪の呼び名に地域や民族によって多様性があることも広く知られています。  これらのことは実は言葉による世界の分節化という、人間の知の働きを示しているものです。  つまり世界は人間の都合に合わせて作られた物ではないのに、人間が…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

豊かにされる「礼拝」

 メトロノームで四拍子を鳴らすと「カッ・カッ・カッ・チーン」というビートを延々と繰り返してくれます。  私が青年の頃、エレキベースを弾きながらロックバンドをやっていた頃には、このメトロノームのビートのことを「ジャスト」なビートと呼んでいて、今でも音楽を追求している人たちの間では、その呼び方は変わっていないと思います。  もちろん…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「聖餐の豊かさを求めて」を読みました

 本書は聖餐を巡る議論の中でツイッター上でお奨めいただいた本であり、お奨めいただいた方へのお礼に代えて読後感を記します。 1 どうしても指摘しておきたいこと  この本の編著者である山口雅弘先生は冒頭11ページで以下のように書いておられます。 「さらに私は、次のことを無視できなくなりました。いわゆる「知的障がい」を持…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more