牽強付会 柄谷行人さんの「世界史の構造」をお奨めいただいたので、図書館から借りて読み始めたのですが、残念ながら、最初の方のわずかひとつまみ、「序章」を読み終わったところで、ため息をつきながら図書館に返しに行ってしまいました。 その理由は大きく二つあります。 1 理由その1~人を見ない 「現在の先進資本主義国では、資本=… 気持玉(0) コメント:0 2019年07月03日 ブローデル 続きを読むread more
ジェンダーは誰のために必要か 1 まずは本のご紹介 川口恵美子さんの「戦争未亡人 被害と加害のはざまで」(ドメス出版、2003)を読みました。 内容を簡単に紹介すると、昭和13年頃からサンフランシスコ講和条約までの期間の女性史で、タイトルにある通り、戦争によって夫を失った女性たちの辛酸を描いたものです。 しかし、この本の真に驚くべき点は、ほ… トラックバック:0気持玉(0) コメント:0 2019年06月27日 イヴァン・イリイチ 市場経済批判 キリスト教 続きを読むread more
「滅び」を英語で言うと・・・ 昨日の主日礼拝のお説教は「狭き門」、つまりマタイ7:13~14だったのです。 その中で「滅び」という言葉を英語ではなんて言うんだろうと思ってBibleGatewayで調べたら、New English Translation訳では「destruction」の訳語を当てているのです。 昔、よくテレビに出ていたデストロイヤー… トラックバック:0気持玉(0) コメント:0 2019年06月03日 神奈川 キリスト教 続きを読むread more
「あなたの鞭、あなたの杖/それがわたしを力づける」とは 「法律に抵触しないなら、いかなるビジネスでも認められるのか」という問いには、どのような答えがあり得るでしょうか。 肯定的な立場からは、例えば以下のような答えがあり得るでしょう。 肯定意見その1 法律や判例は、国民の自由を確定するためにあるのだから、これらに抵触しない限り、当然に、認められる。 肯定意見その2 もし… トラックバック:0気持玉(0) コメント:0 2019年05月19日 労働者派遣 キリスト教 続きを読むread more
ガビチョウに遭遇! 数日前、金沢自然公園でひときわ大きな声で囀るムクドリ大の野鳥に出会って、なんとか写真も撮れました。 ところが家に帰って図鑑を見ても特定できない・・・ そこでツイッターにアップしたところ「ガビチョウ」という籠脱け鳥と教えていただきました。 何でもあまりの声の大きさで飼えなくなった人が多くなり、侵略的外来種という不… トラックバック:0気持玉(0) コメント:0 2019年05月19日 お散歩 金沢区 続きを読むread more
H.L.A.ハート「法の概念」を読みました 公務員として長年、法律のおかげでメシを食ってきたのに、恥ずかしながら法律について正面から学ぶのは初めてで、この本が法哲学というジャンルなんだか、法理学というジャンルなんだかもよく分からない自分です。 ことほどさように浅学の徒ゆえ、幾度も心挫けそうになりながら*1、また、理解できない部分も多々ありながらも、大変、興味深い説明がた… トラックバック:0気持玉(0) コメント:0 2019年05月15日 神奈川 キリスト教 続きを読むread more
まだ見ぬ「ワクワク」 L.ウィトゲンシュタインの本を読んでいると「ミスリーディング」という言葉が何度も出てきます。また、H.L.A.ハルの本を読み始めたら、やっぱり「ミスリーディング」という言葉が何度も出てくる。 訳者が違うのに、あえて文字通りに訳したのは、日本語に適切な訳語がない、ということを暗に伝えたかったのだろうと思いますが、それだけだろうか。む… トラックバック:0気持玉(0) コメント:0 2019年05月07日 神奈川 キリスト教 続きを読むread more