H.L.A.ハート「法の概念」を読みました

 公務員として長年、法律のおかげでメシを食ってきたのに、恥ずかしながら法律について正面から学ぶのは初めてで、この本が法哲学というジャンルなんだか、法理学というジャンルなんだかもよく分からない自分です。  ことほどさように浅学の徒ゆえ、幾度も心挫けそうになりながら*1、また、理解できない部分も多々ありながらも、大変、興味深い説明がた…
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まだ見ぬ「ワクワク」

 L.ウィトゲンシュタインの本を読んでいると「ミスリーディング」という言葉が何度も出てきます。また、H.L.A.ハルの本を読み始めたら、やっぱり「ミスリーディング」という言葉が何度も出てくる。  訳者が違うのに、あえて文字通りに訳したのは、日本語に適切な訳語がない、ということを暗に伝えたかったのだろうと思いますが、それだけだろうか。む…
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Respect yourself 4月28日CS中高科説教原稿

 アメリカのゴスペルグループ、Staple Singersが1971年にヒットさせた曲に「Respect yourself」という曲があるんですが、最近、ピーター・バラカンさんの本を読んでいたら、この曲の歌詞についての面白い説明があったのです。  皆さんは、「Respect yourself」という言葉はどういう意味だと思いますか…
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「いかなる立場も切り捨てない」は何を意味するか

 日本基督教団神奈川教区では教区形成基本方針という文書に重要な位置づけを与えています。  この文書では「いかなる立場も切り捨てない」という主張がなされていますが、この主張の隠された意味を、社会的選択理論を用いて検討してみたいと思います。  さて、仮に私がある会議の参加者であって、すべての人を私の意志に従わせたいと考える独…
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ルーサー・ブリセット「Q」を読みました

 ルーサー・ブリセットの「Q」は、基本的にはエンターテインメント作品で、R18的描写も若干、散見されますが、時代考証は非常に正確で、極めて上質な作品です。  もし、あなたが18歳以上なら一読に値する作品です。また、塩野七生さんの本がお好きな人なら、きっと楽しめると思います。  ネタバレにならない程度に、あらすじを述べるなら、…
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置き去りにされた教会

 日本基督教団は、70年代に深刻な内部対立が起きて、今日でもその残滓に苦しんでいます。  僕は、その当時のことを知る由もない者ですが、それでもそのことについてずっと考えて続けてきました。  そして、最近、やっと分かってきたような気がするのです。  もちろん、様々な原因があるのでしょう。  しかし、おそらく最大のものは、経済学や社…
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死んでも派遣で働くな 6(労働者のための派遣法ができない理由)

 以下の文章はA.センがインドにおける健康保険の制度設計について述べたものですが、日本における派遣法の歩みをあまりにも的確に言い表しているので、少し長いのですが、引用させていただきます。 「不可逆性にかかわる問題 最後に、民間の健康保険に依存する枠組みには、一方通行の道のように、事実上は後戻りできなくなる恐れがある。というのも…
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