宗教とお金の残念な話

 4月15日に「教会のお金の話」というタイトルで記事を書いて、私の所属教会を例に、ある程度の規模の教会ならちゃんとした事務処理をしているはず、とご紹介しました。  とはいえ、そうじゃないほうの話も書かないと不公平かな、という気がしたので、少しだけ補足します。 1 キリスト教会について聞こえてきた話  キリスト教に回心して神学校を卒業し、教会のない町に教会を建てようとしてやっ…

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ポール・リクール「愛と正義」の示唆するもの

 ポール・リクールは、神の真理は、ある極端から別の極端の間に量子論的に偏在するものである、と考えているように思われます。  彼はギリシャ語とヘブライ語の構造の違いに注目します。  つまり、ギリシャ語や英語、フランス語のような繋辞(be動詞やêtre動詞)、つまり主語の存在と属性の両方を示す繋辞を持つ言語がある一方、ヘブライ語や中国語や日本語のように、そのような繋辞を持たない言語がある…

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教会のお金の話

 最近になって、教会や献金についての記事を熱心にアップしているブログの存在を知りました。  なるほどなぁ、世間の人はそんな風に見ているのかぁ、と大変興味深く感じましたし、寝たきりになった高齢教会員の献金を届けに見える息子さんの硬く無愛想な表情も、あぁそういうことか、と思わず納得させられました。  せっかく、なるほどなぁ、をいただいたのも良いキッカケかもしれないません。  この機会に、献…

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教会のダウンサイジング

   余裕のある、贅沢な暮らしの中で身につけた美味しい生活習慣がやめられなくて、やがて人間ドックに行く度に特定の検査値が常に引っかかってしまう、という状態を生活習慣病というと言うのだと思います。  僕自身も、毎晩の晩酌をやめられなくて、肝臓周りの検査値がいつも赤字表示されてしまうので、エラそうなことは言えませんが、しかし、そのような我が身に引き比べて痛感するのは、今日の多くの教会も高度経済成…

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聖書は、半分だけ・・・

 僕が洗礼を受けたのは2000年のクリスマス、日本基督教団逗子教会において、でした。  だから、洗礼式の時にも、20年たった今も教団の信仰告白を告白しています。  ところで、その中の「旧新約聖書は、神の霊感によりて成り」・・・「神につき、救ひにつきて、全き知識を我らに与ふる神の言(ことば)にして」と告白するとき、この「全き」という言葉は、どう理解すべきでしょうか。  愚考するに、聖書に…

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21世紀の「バベルの塔」の理解

 創世記のバベルの塔のお話しは、普通は、人々がたった一つの言語しか持っていない世界が否定されたお話し、と理解されています。  しかし、I.イリイチが「シャドウ・ワーク」で指摘するように、人々がひとつの言語しか持っていない社会は、政策的に作り出されたものであって、ある時代以前には存在しなかったと考えられます。  実際、僕は行ったことはないけれど、海外に行けば、学歴とは無関係に、複数の言…

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僕的ブラック企業の見分け方

1 急成長企業は危ない  わずか1,2年のうちに売り上げや年商が急増した企業は要注意です。  製造業の低迷がすでに何十年も続いている中で、売り上げが急増したということは、小規模店舗を次々に出店した結果と考えるべきです。  多数の小規模店舗で働く人たちの働き方を、本社が適切かつ具体的に把握することが難しいのは当然です。  勤怠と売り上げは電子的ネットワーク機器で把握できますが、…

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