豊かにされる「礼拝」


 メトロノームで四拍子を鳴らすと「カッ・カッ・カッ・チーン」というビートを延々と繰り返してくれます。
 私が青年の頃、エレキベースを弾きながらロックバンドをやっていた頃には、このメトロノームのビートのことを「ジャスト」なビートと呼んでいて、今でも音楽を追求している人たちの間では、その呼び方は変わっていないと思います。
 もちろん、楽器を演奏するためには、メトロノームに併せてジャストで演奏できることは基本的な訓練としてとても重要です。
 しかし、やがてバンドを組んでアンサンブルに取り組み初めると、実はメトロノーム的な無味乾燥なビートがリズムとなって歌い始める、という瞬間を経験するようになってきます。
 言葉にはしにくいのですが、ドラムとベースの間で、周りの音を乗せながらリズムがぐるぐると唸りを上げながら回り始めるような感覚で、そこには何か新しいものが生まれているという確かな実感があるのです。

 ところで、一昨年の春から私たちの教会では、先生のご指導により夕礼拝を始めました。
 そして、讃美歌として、ワーシップソングという、やや、ポップな讃美歌を用い始めました。
 最初はピアノの奏楽だけでしたが、よせば良いのに、という感じで私がベースを弾き始め、やがてギターの奉仕者も与えられました。

 私自身は本当に久しぶりに楽器を手に取ったのですが、ある時点から会衆の歌声との間で、上で述べたようなビートからリズムへの変化を実感する感動を改めて、そして度々、経験することになりました。
 そして、私ばかりではなく、他の奉仕者や出席者たちもそれぞれのやり方で発見しつつあるのです。
 すなわち、礼拝は、先生と会衆が作るものであり、そして、その輪の中に聖霊が降ってくるのだ、と言うことを。
 
 そして、2月3日の夕礼拝ではついに青年たちが奏楽奉仕にデビューしました。
 教会の礼拝が豊かにされている歩みを目の当たりにした感動的で、心から感謝の瞬間でした。


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