I.イリイチ「シャドウ・ワーク」再読(覚書)

 本書の初訳は1982年に出版されており、僕が最初に本書を読んだのは恐らく1984年のように記憶している。  そして、今回、ついに図書館から借りだして再読に及んだのだけれど、本書がもたらす衝撃は約40年を経た今日にもまったく色あせない。  本書を始めイリイチの業績を積極的に日本に紹介した玉野井芳郎氏はすでに亡く、また、イリイチ本人も亡くなってしまった。  僕は、彼らの警告を活かした…

続きを読む

お尋ねへのお答え

「女性の性欲を否定する19世紀的倫理観」という発言についてお尋ねをいただきましたので、4,000字を超える長文で失礼ですが、以下によりお答えとします。 1 共同体による「性欲」の管理について  もし、女性に性欲が無いなら、私達はみんな性的暴力の結果としてこの世に生を受けたということになるでしょう。  しかし、現実がそのような想定に矛盾するなら、女性にも男性と同様の性欲があり、そ…

続きを読む