パウロ・フレイレをオススメする公開メール

Y兄

 頌主。

 昨日、パウロ・フレイレ、面白いから読んでみて!ということを一言、申し上げました。

 ただ、その際にあらかじめお伝えしたいと思うこともあって、それをメールで差し上げようかとも思いましたが、普通の人はこんな長文のメールはウンザリでしょうから、お時間のあるときに見ていただけるようブログにアップして、メールでURLのみご案内することとしました。

 さて、僕が読んだのは三砂ちづる訳の「被抑圧者の教育学 50周年記念版」亜紀書房刊の本です。

 この本は、この手の本としてはとても読みやすい訳で素晴らしいと思いますが、ただ、全体として繰り返しが多く、冗漫な印象を与える本でもありました。

 そのことについての訳者のあとがきの説明が非常に面白いので、一番最初に読んでもいいくらいです。

 しかし、その訳者の説明に加えて、この本全体を読んで気がつくことは、要するにフレイレは理論モデルや分析グリッドを提案しようとしたのではなく、抑圧の中にいる人々、具体的には中南米の軍事独裁の中で呻吟し、ほとんど農奴のように暮らしている人々を連帯させ、立ち上がらせることに奔走した実践家だったのだ、ということです。

 だから、労働組合の人たちの話し方がしばしばそうであるように、話があちこち飛んだり、冗漫だったりするのですが、それでもなお強い魅力を放っているのが、フレイレのこの本の凄いところなんです。

 そして、地域活動を講じておられる貴兄にしあらば、彼が繰り返し訴えかけている「対話」というキーワードの重要性に、きっと共感していただけると思います。

 私としてはこのキーワードを来年度は活かしていきたいと思っていて、昨日、役員会の前にK兄とちょっと話をしてみたのですが、それについては、別途にご案内予定ですので、お楽しみに(*^_^*)

 とにかく、ぜひ読んでみてくださいネ。


被抑圧者の教育学――50周年記念版
亜紀書房
パウロ・フレイレ

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