頭を冷まして「頭」を冷やす Part4 だったら「頭」を切り落とすか

 さて、「頭」である資本主義経済が、自分たちの利益を極大化するために政治を操り、ルールを自由に改変してしまい、多くの労働者が搾取の元に隷属させられている現状を改めるためにはどうするか。
 一つの選択肢は、「頭」を切り落とすことです。
 そして、ロシア革命によって農民と工場労働者の福祉向上を極大化するための計画経済を目指したソビエト連邦の成立は、まさしくそのようなものでした(注)。
 しかし、結果から言うと、切り落としたはずの頭の後に、同じように思いのままにルールを改廃し、自分たちに利益を集中させる一党独裁体制という、新しい「頭」が生えてきただけでした。
 なぜ、そうなるのかというと、「物質文明」という1階部分と「市場経済」という2階部分の二つの層が生きている限り、その2階部分から資本主義経済という「頭」がむくむくと生えてくることは止められないからです。
 それなら、「物質文明」と「市場経済」そのものをなくしてしまえば良いかというと、それは働く人たちの福祉に反することです。
 つまり、「物質文明」を否定すれば、楽しい晩ご飯を否定し、家族の団らんを否定することになります。
 また、「市場経済」を否定することは、「物質文明」をさらに豊かにしてくれる、健全な交換を否定することになります。

(注)実は、ロシア革命当時の市場経済から離床した資本主義経済が成熟していたと、というのは事実に反しています。ただ、自らの自由にルールを改変する「頭」としての王政があったことは事実なので、その意味で申し上げている、とご理解下さい。

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